<2009年>

  戦争体験に学び、語り合う」集い
1月24日 中広中学校区九条の会


 中広中学校区「九条の会」が来年1月24日、「戦争体験に学び、語り合う」集いを、西区民文化センターで開く。同「九条の会」は今年6月28日、結成1周年のつどいを開き、平岡敬さん(元広島市長)の講演に52人が耳を傾け、今日の情勢の中で、「平和憲法」を守り、生かすことの大切さを学んだ。また、山田一彦さんのギターの演奏もあった。

 今回は、己斐九条の会でも講演した楠忠之さんと、藤本艶子さんが自らの戦争体験をもとに話をすることになった。事務局は「私たちは発足した新政権に期待と不安を持っている。歴史の真実と教訓を学ぼう」と多数の参加を呼びかけている。

■日時 : 1月24日(日) 午後1時30分~3時40分(予定)
■会場 :  広島市西区民文化センター 3階大会議室C (横川新町6-1  電話234-1960)
■プログラム :

   ◆お話 楠忠之さん 「私の戦争体験と憲法」(1.敗戦、そして抑留 

            2.日本国憲法との出会い 3.田母神論文について 4.海外派兵

            反対、9条を守り生かすとりくみを)
 ◆お話 藤本艶子さん 「学徒動員の体験」
●問い合わせ先 事務局 榊さん  082-230-0677                                                                                                                                   ●09.12.1

 

 中国地方の「九条の会」が12日 交流会


 中国地方各県の「九条の会」が12月12日、岡山市に集まり中国ブロック交流会を開く。これまで「九条の会」全国交流集会は開かれてきたが、中国地方だけの交流会は初めて。ブロック交流会では一橋大の渡辺治教授が「新しい政権と憲法」をめぐって講演するほか、「九条の会」(東京)事務局の高田健氏が全国の会の状況を報告する。また、5つの分散会も開かれる。
 広島県9条ネットワーク(石口俊一事務局長)は、広島県から50人の参加を募っており、全体では100人余りとなる見込み。参加費は一人500円。広島発の貸し切りバス(28人乗り、バス代2000円)も準備されている。                                                                                                                                      ●09.12.1

 

 野中広務さんら迎えシンポジウム
 戦争体験を語り継ぎ、憲法九条の願いに学ぶ

 

 既報の通り12月9日、元内閣官房長官の野中広務さんらによる講演とシンポジウムが広島国際会議場で開かれる。主催は、元龍谷大学学長信楽峻麿さんの教え子らでつくる「甘露の会」。どうぞご参加ください。

■日時 : 12月9日(水)  14:00~17:00
■会場 : 広島国際会議場「ヒマワリ」  電話 082-242-7777
■講演 : 野中広務(元内閣官房長官)  「昭和世代からの遺言」
  シンポジウム テーマ  『戦争体験を語り継ぎ 憲法九条の願いに学ぼう』
          パネラー ・野中広務さん
              ・李 実根さん(広島県朝鮮人被爆者協議会会長)
               ・信楽峻麿さん(元龍谷大学学長)
■後援 : 安芸門徒九条の会 ・広島宗教者九条の会 ・広島宗教者平和協議会
  ・広島県朝鮮人被爆者協議会 ・親鸞聖人750回大遠忌安芸教区実行委員会
■◎参加費 ・2000円  ・2階席 1000円 ・学生 500円                                                                                                                                ●09.11.17

 

かつて、宗教が戦争を賛美した  

呉九条の会つどいで信楽峻麿さん


  呉九条の会連絡センター主催の「守ろう九条 音楽と講演のつどい」が11月15日、呉市民会館ホールで開かれた。会場ほぼ満員の350人。下松由夏さんのソプラノと柳田信策さんのピアノの演奏のあと、元龍谷大学学長、信楽峻麿さん(80)の講演「戦中派からの遺言」があった。
 信楽さんは、60年前の戦争を振り返り、「政治家、権力者の言うことを信じてはならない。本願寺も親鸞の教えを勝手に解釈して、戦争に協力した。教えは『世の中、安寧になれ』というものなのだが、その前に『東洋の平和のために』をつけて、戦争を賛美した」と、体験者としての反省を語った。
 また、こうした経験を元に「本願寺九条の会」を提起したが、本願寺の名を冠することは許されなかった。今、「念仏者九条の会」として活動しており、最近は、北海道をはじめ全国から講演の要請が来ているという。
  12月9日(水・14:00~17:00)には浄土真宗の研究会、「甘露の会」主催の講演とシンポが広島国際会議場「ヒマワリ」で開かれ、野中広務さん、李実根さんらが参加する予定。(T)                                                                                                                                 ●09.11.17

 

貧困克服は戦争阻止への道
「憲法のつどい」で湯浅誠さん講演
 

  昨年、大企業の急激な大量派遣切りなどで雇用不安と生活破壊が、だれの目にも明らかになった。今年はドラスティックな動きがなく、一般に昨年ほどの危機感はうかがえないが、現場は一段と悪化しているという。  路上生活者たちの相談、支援などに精力的に取り組んでいる湯浅さんは社会全体の緊急、そして中長期の課題について明快に語りかけた。まずこの年末、年始、生存セーフティーネットから滑り落ちている人たち(被害者)をいかに寒風、孤独から守り、生活再建へつなげていくか。ことは急がれる。
 湯浅さんの活動拠点、自立生活サポートセンター「もやい」への相談は昨年同期の3倍、炊き出しも2倍、また労組への相談なども倍になっている。先日、鳩山内閣の内閣府参与を引き受けたのも、なんとか全員が年越しできるように施策を用意したいとの思いからだった。

 湯浅さんは中長期の目標として、国の健全さの尺度になる子ども貧困率の改善を挙げた。日本の同率は7人に1人。悪化が続いている。2020年には貧困率ゼロという大きな目標を掲げている英国の2倍の水準である。改善していくには子どもの家庭の暮らしの向上、すなわち両親ら保護者の雇用の安定と拡充や住宅、教育施策などを総動員する必要がある。その結果、子どもたちが健やかに育てば、それは回りまわって国の持続力、将来展望へつながっていく。親から子どもへと貧困が固定。絶望した若者たちが、現状打破には戦争しかないと思い込む事態を食い止めることもできる。

 湯浅さんは経済成長率がよくても、それが国民の生活を犠牲にした上に実現しているのであれば本末転倒と指摘。子ども貧困率を、国としての代表的な指標にしていく時だと訴えた。                                                                                                                                     ●09.11.6

 

ソ連収容所からの脱走劇 

西区・己斐九条の会 楠さんの講演聞く 


 広島市西区の己斐九条の会は10月24日、「私の戦争体験と憲法」と題して元中学校教諭、 楠忠之さんの講演会を開いた。楠さんは、兵士として過ごした中国、ヨーロッパに近いソ連の収容所での生活、脱走、復員、戦後の教師生活、田母神発言など昨今の状況などについて話した。
 1924年生まれの楠さんは、中国・旅順で敗戦を迎え、その後、旧ソ連、モスクワの南東300キロ、マルシャンスクのインターナショナル・ラーゲリ(国際収容所、10000人収容)に抑留された。46年7月、元日本兵の仲間3人と脱走を決行。東に向うシベリア鉄道に乗り込み、脱走は成功したかに見えたが、11日後に拘束され、再び元の収容所に引き戻された。
 収容所を訪れたモスクワ大学学生らとの交流もあり、47年には無事帰国。制定されたばかりの新憲法に感動し、全文を図書館でノートに書き写したことなどを披露した。その後、自らの戦争体験により「教え子を再び戦場に送らない」教師となり、広島県教職員組合の役員、広島県会議員などを務めた。
 楠さんは、8月6日広島で講演会を開いた田母神元幕僚長の動きにも言及、「8・6式典参加者は左翼」(9月1日、福山での講演)や、「日本は蒋介石によって戦争に引き込まれた」などの発言を軽視することなく、歴史的事実に基づいて批判していくことを呼びかけた。
 会場では、収容所脱走が生々しく描かれた楠さんの著書『白夜の丘を越えて~ある欧ソ抑留脱走記~』が紹介された。                                                                                                                                    ●09.11.6

 

私の戦争体験と憲法

楠さん招き、己斐「九条の会」が学習・懇談会 


 己斐「九条の会」は10月24日、己斐西町集会所で「学習と懇談会」、「楠さんの『私の戦争 体験と憲法』を聞く会」を開く。講師の楠忠之さんは広島教育研究所理事、原爆遺跡保存懇話会副座長。1945年、中国・旅順で敗戦を迎え、ヨーロッパロシアへ抑留、46年収容所から脱走したが捕らえられ、再びもとの収容所へ。47年11月に帰国した経歴を持つ。著書として「白夜の丘を越えてーある欧ソ抑留脱走記ー」がある。

■日時 : 10月24日(土) 13:30~16:00
■会場 : 己斐西町集会所(己斐西町19-41)
■講演 : 楠 忠之さん (広島教育研究所理事、原爆遺跡保存懇話会副座長)
■参加費 : 無料
■主催 : 己斐「九条の会」(TEL 082-273-3897 FAX 082-273-3158)                                                                                                                              ●09.10.14 

 

派遣村から見える戦争と平和
今年の憲法公布日イベントに湯浅誠さん

 

 憲法公布から63年の今年、公布前夜の11月2日、広島市の国際会議場で「憲法のつどい2009ひろしま」が開かれる。今年の11・3イベントでは反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんが講演する。
 湯浅さんは1955年から野宿者(ホームレス)支援活動に取り組み、昨年末開設された派遣村村長として注目を集めた。今回は「派遣村から見える戦争と平和」がテーマ。

■日時 : 11月2日(月) 18:30~21:00
■会場 : 広島国際会議場 ヒマワリ
■講演 : 湯浅 誠さん (反貧困ネットワーク事務局長)
■参加費: 999円(資料代)  障害者、高校生以下無料 (手話通訳 保育あり)
■主催:広島県9条の会ネットワーク
  共催:ひろしま医療人・九条の会
○問い合わせ : 082-222-0072 (石口俊一法律事務所)

                            ●09.10.14

 

三次で古森旭絵画展 開幕
「消えたスライド」に衝撃 


  県北退職教職員「九条の会」主催の原爆・平和を訴える、古森旭絵画展が三次で8月6日、開幕した。 会場は三次プラザホール。会期は12日まで。オープニングセレモニーでは、村井政也三次市長、湯免龍夫前三良坂町長 (三良坂町平和を願う会代表)、山本喜介広島マスコ ミ九条の会運営委員(前RCC三次支局長)の3人が挨拶し、テープに鋏を入れた。


  参加者は50人ほど。ショッピングセンターの文化教室の生徒さんらが、飾りつけなどの準備を手分けして協力、幅広い市民の心が集まった県北では珍しいセレモニーとなった。絵画展の会場では、古森さんが教諭時代に取り組んだ、「生徒が祖父母らから聞いて描いた戦争体験」 のスライドも上映された。
  ここで私は次のような事実を聞き、衝撃を受けた。 ①三次高校時代のスライドとナレーションの音声テープを探したが、学校では行方不明となっていた。(管理職が処分したとは考えたくないのだが・・・・とのこと) このため、上下高校時代の作品を探して上映した。②会期中、児童生徒の鑑賞を依頼して学校を訪問し、周辺の学校には郵便で案内を発送した。このうち、ある中学校からは 「受取拒否」の付箋がつけられて返送された。(これは明らかに「確信犯」。発送元の「九条の会」の文字を見て封も切らず、読みもせずに管理職が返送したに違いない、と推定)
  市長は決して革新系ではなくても、出席して祝福と激励の挨拶をされていたが、教育現場の一部には、このような歪みがある。運動の道のりは平坦ではない。複雑な気持ちで三次から帰った。 (山本)        

                            ●09.9.20

 

三次・退職教職員九条の会 古森旭さん


  県北の退職教職員らの「九条の会」は、原爆の日を中心に三次市内で、原爆・平和をテーマ にした絵画展や証言の集いを開く。
 この絵画展、タイトルは「古森旭絵画展」、主催は、県北退職教職員「九条の会」。他に市内 各地の「九条の会」や県高校教職員組合などの友好団体が協賛。
 古森氏は、同「九条の会」共同副代表。86年まで、三次・上下高校などの美術教諭を担当県美展で知事賞・三次市長賞など受賞。会場には、海外でのスケッチなども含め、反戦・平和を訴えて旺盛に描き続けた氏の力作数十点が一堂に展示される。
 期間は、8月6日(木・原爆の日)~8月12日(水)、会場は、みよしプラザホール。期間中、6(木)・8(土)・9(日)には会場でスライド「生徒による語り継ぐ戦争体験」上映、被爆体験をなどを聞き、語り合う「ギャラリートーク」も。
 なお、初日6日は10時から、協賛団体、教え子らが参加、三次市の村井市長や広島マスコミ九条の会代表らによるテープカットが行われ、開会を祝う予定。     

                            ●09.7.14

 

 子どもたちの笑顔 絶えない世を!
「子どもの本・九条の会」発足 井上ひさしさんら講演

  

 「子どもの本・九条の会 広島」の設立の集いが6月21日、広島市中区の広島アステールプラザで開かれた。「九条の会」呼びかけ人で、作家の井上ひさしさんが「子どもにつたえる日本国憲法」、安曇 野ちひろ美術館副館長の竹迫祐子さんが「世界の中のこどもみんなに平和と幸せを~ちひろの願いを、今~」と題して記念講演。1200人の参加者は平和憲法の精神を子や孫に引き継いでいくことを誓い合った。
 井上さんは、広島出身の文部省(当時)事務官で、戦後「あたらしい憲法の話」を書いた木田宏(福山誠之館中卒業)の奮闘により、憲法前文と九条の精神が、軍事的利用の禁止や領有権凍結などを盛り込んだ南極条約(1961年に発効)に反映されたエピソードを紹介。同条約が内包する平和希求力が南半球での非核兵器地帯実現に生かされている人類史もひもとき、「平和憲法を積極的に使って世界地図を少しずつ変えていこう」と訴えた。
 竹迫さんは、画家いわさきちひろの絵や写真を壇上のスクリーンに投影。「子どもの命をはぐくむ私たちは、何をしてはならないか、何をしなくてはならないかを、周りの人たちと語り合っていこう」と呼びかけた。
 児童文学作家、那須正幹さんが「子どもたちの顔から笑顔を絶やさないために、わたしたちにできることがあるはずです」と、世界の人々に大人の責務を問いかけるアピールを発表した。
 「子どもの本・九条の会 広島」は児童文学者三浦精子さんらが1年前から設立準備に取り組み、東京についで全国で2番目に結成。広島県内では83番目の「九条の会」として、一歩を踏み出した。(I) 

                            ●09.6.23                                                               

■■■■リンク■■■■

ヒロシマ総がかり行動

 実行委員会

日本ジャーナリスト会議

第九条の会ヒロシマ

マスコミ九条の会

九条の会

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 県北九条の会により三次市の国道沿いに設置された大看板     

(2012.3.11)